2006'02.10 (Fri) 00:13
日本の時に比べて、ドイツに居る時の方が不思議と風邪をひかない。とは言え、大体この時期1回ひくんだな。で、今回。
本当にコンクール終わった後で良かった。とは言っても、ヴェネツィア最終日の夜の暖房が動いているか分からない微妙な温度の部屋での就寝と言い、ヴェネツィアとドイツの気温差と言い、大きな仕事が終わった後の脱力感と言い、思い当たる節は色々ある(言い訳探しの様になるのでこの辺で止めよう)。
で、月曜午前中に耳鼻科に駆け込む。炎症が起こっていると言う事で、久しぶりのAttest(診断書)を貰い、研修所へ休暇願いを出す。
そのまま火曜〜木曜の全ての授業を休みたかったものの、火曜18:00には翌日のDramaturgie(オペラ史)試験の準備の為の個人授業。その為、日中、もう一度文献を読み直したりする。担当教官のHerr Meyerはドレスデンのオペレッタ劇場の主席ドラマトゥルグ(Chefdramaturg)*であるが、多忙ゆえ来週以降追試の日程が取れないのだろう。火曜、そして水曜とせっかくの病欠を出してはあれど、研修所には来なければいけなさそうだ。
水曜日午後に問題の口頭試問。008教室。Dramaturgie試験は2つあり、一つは既に2/2締め切りで提出済みのレポート試験。自分の学習した役柄のコンセプト等を3-4枚程度のA4用紙にまとめると言うもの。もう一つは今回の口頭試問で、提出したレポートについて更に考えを述べたり、そのオペラ、もしくは役について質問を受けると言うもの。30分間。レポート試験については昨年12月の日本滞在中に芸大の外国人教師・Herr Michael Stein氏にドイツ語翻訳上の添削を受けてあり、その後すぐにHerr Meyerへメールで送ったが、12月末、彼のPCはウイルスに感染し、故障したのだそう。彼が読んでない事を知ったのは1/20過ぎ。急いで新しいアドレスに更なる添削依頼を出すも、返答が来たのはヴェネツィア滞在中。2/2の提出に間に合わない。結局、(ここだけの話だが)彼が数点直し、Opernschuleに提出してくれたらしい。
さて、口頭試問。実にドイツ語で口頭試問と言うのは苦痛以外の何物でもない。自分のドイツ語の未熟さを痛感。大分オマケして貰って(十中八九そうに違いない。先生方本当にすみません)合格。
試験終了後、週予定表に書いてなかったイタリア語Dクラスの口頭試問が金曜夕方にある事が発覚。5分程度、自由に話題を設定して…と言うが、予定表に書いてなく、そうか、次の週かな?等と勝手に解釈してしまったが為に何も準備していない。とにかく、水曜実施の筆記試験は既に休暇願いを出してある事を根拠に欠席(来週月曜に追試)、急いで帰宅。
取り敢えずヴェネツィア滞在時の事を書いてみる。作業中に、我がProf. Donald Litakerクラスのソプラノで、当研修所に来る前はRomaで何年か勉強していたと言うClara (Soojoo Lim)に電話を掛け、木曜に1時間、時間を作って貰い、添削してもらう約束を得た。
木曜。相変わらず調子は良くない。軽微な咳や鼻詰まりも。
行きがけにあるパン屋でClaraへのお礼としてパンケーキ購入の上、研修所へ。1階の練習室で何とか添削してもらう。通りがかりの(今日イタリア語テクスト翻訳試験の)Marcが自分も、とばかりClaraに課題を添削して貰いたがる。しかし、出来の悪い私の事、なかなか終わらずに、その都度「どう、もう終わった??」と様子を見に来るMarcに「御免!もうあと数行だから」の連発。その都度笑いが起きる。
添削中に、Mikkoが僕を呼んでいる。しかも事務室から。とにかく来い、の一点張りで何事かと思い行って見ると、まぁ大きい貰い物のケーキが。Claraも呼び、事務室の扉を閉め(笑)、Marc、Mikko、Prof.Raabe、Prof.Mounk、そして私の6人で戸外の他の生徒にばれぬ様「こっそり」食べる(苦笑)。ほっとする研修所での生活の一こま。
添削終了後、帰宅。
再びPCで打ち直し、覚えの作業に入るも、果たして間に合うのか??
*Dramaturg…辞書では(劇団や放送局における)文芸部員とある。オペラの世界におけるドラマトゥルグは、プロダクションに関わる演出家に資料を提供したり、公演時におけるプログラム記事の執筆等を行う職。音楽のみならず、歴史・美術・文化等、広範な知識を要求される。日本ではまだ確立されておらず、以前、日生劇場《後宮からの逃走》公演時に山崎太郎氏をDramaturgとして迎えた事がある程度。
体調不良の中、やらなくてはならない事が多くて
大変だとは思いますが、仲間との楽しいヒミツのひととき(笑)を
励みに何とか乗り切ってくださいね!!
うちの研修所は音大の校舎の中にある訳ではなく、(校地の敷地の中の)独立した建物になっています。この校舎で声楽のレッスンや聴音・ピアノの様な他科共通科目以外のオペラ関係の授業は全てこの建物の中で授業を受ける事が出来ます。研修所在籍の生徒は凡そ40名。こじんまりとした雰囲気です。先生方も親切に、そして熱心に生徒に接してくれます。一旦三月で研修所生活は節目を迎えますが、(お菓子の事もそうですが)全ての出来事が妙に懐かしく感ずる今日この頃です。
風邪は一進一退状態です。テストの終わる月曜以降で無いとゆっくり出来なさそうです…。
まっきゅ太郎様もお風邪には気をつけて。
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