2006'02.05 (Sun) 07:42
昨日に引き続き腰が痛い。部屋のベットが柔らか過ぎたか?酷くは無いし、歩くのに支障がある訳ではないが、気になる。声の調子が良いだけに…。
15:30からGeneralprobe(総練習)開始。今日の練習は曲順通りの進行。とは言え、昨日までの段階でオーケストラとの練習が終わってない者も居て、時間がかかりそう。今回は本選参加者は3曲用意した内、委員会より2曲選ばれた。しかもコンクールとは言え、一番・誰々が○○と△△、二番・誰々が××と…と言う形式では無く、2部形式で其々の参加者が前半に一曲、後半に一曲歌う形式を採った。言うなればガラ・コンサートの様な感じ、だろうか。聴衆として聴きたかったなぁ。ヴァーグナー好きにとっては、本当に美味しい所どりの演奏会である。
自分の調子も良い。第二部の最後から二番目にMeistersingerの最終場面を歌う事としているが、今日のGPでは些か頑張り過ぎたかもしれない。一部でのFliedermonologが良く歌えただけに気になる。休憩中に楽譜を見直し、演奏の建て直しを図る。休憩中はこれ以外に5階席やら1階席等で他の参加者の演奏を聴き、どう客席で聴こえるのか、も聴く様にした。プログラム最後の人の合わせ途中で17:30。最後まで行かずに定時終了。残酷だった。
2時間の休憩の後、19:30より審査員のお話後、ファイナル開始。第一部は3番目にFliedermonologを歌ったが、舞台に出て行ったら、一階席から五階席まで満員のお客。二階以上の階に座るお客なんかはバルコニーから身を乗り出して見てるし。足が震える…事は無かったけれど、圧倒された。自分の歌の出来も悪くは無かったと思う。
第二部の自分の番までの間、楽屋のスピーカーを通じて他の演奏を聴く。このコンクールの参加資格は男女共に35歳までだが、皆よくあの大編成のオーケストラと、あのヴァーグナーの難解な音楽に臆せず対峙出来ているなぁ、と関心して聴いた。
第二部の自分の番も、今までの自分の演奏の中ではきっちり歌えたと思う。
全審査終了後、40分間休憩。その間に聴衆賞の為の集計、審査結果の取りまとめが行われている中、舞台裏で指揮者と参加者らと色々話す。

そうこうしている内に舞台袖には審査員や関係者、バイロイト音楽祭総監督のヴォルフガング・ヴァーグナー氏、1994年に文化交流締結をしたドイツ・バイロイト、ヴェネツィア両市長らが集まる。我々参加者も含め舞台上に登壇。聴衆もほとんどが残っている様だった。
今回のコンクールの主管であるヴァーグナー協会ヴェネツアのプリエーゼ協会長の挨拶。彼はイタリア語しか喋らない為、その横で審査員の一員でもある奥様がドイツ語に訳そうと試みるも、彼がどんどん喋ってしまい、彼女に訳すきっかけを与えない。そのやり取りに会場中大爆笑、壇上の我々も爆笑。その後、聴衆賞(1,000 Euro)、審査員特別賞(2,000 Euro)、第一位(3,000 Euro、ちなみに第二位、第三位はこのコンクールには無い)の発表。残念ながらその何れにも該当する事はできず、入選者(Finalist [ファイナリスト], 1,000 Euro)という事になった。審査員全員の署名入り入選証明書と1,000 Euro入り封筒を頂戴する。最後に、次回コンクールは2009年、何と我らがカールスルーエのバーデン州立歌劇場で行われる事が宣言され、終了する。
終了後、着替えの後、パーティ兼ヴァーグナー協会インターナショナルの集まりに参加。その席で日本の協会の方とお話させていただいた。また、Freiburgの協会の方とテーブルをご一緒し、今日の感想などを話し合った。ワインが美味しかった!! 0時30分頃、終宴。1. Preis: Heike Wessels
Sonderpreis: Okka von der Damerau
Publikumspreis: Heike Wessels
Weitere Finalisten: Miriam Murphy, Kismara Pessatti, Kresimir Strazanac, Peter Lobert, Takeshi Hatsukano und Maria Grazia Pani
2004年4月以降、本格的にドイツで勉強し始め、自分にとってその成果を試す重要な機会で、世界○大劇場とも言われる、フェニーチェ座で歌う事が出来たのは本当に光栄な事だった。この様な機会を教えて下さったM先生、今まで忍耐強く教えて下さった先生方、本選まで出させてくれたヴァーグナー協会の方々、そして先日と本日のお客様に心からお礼を申し上げたい。あぁ、でもあっという間に終わってしまった!!
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