2008'02.26 (Tue) 23:55
『青い鳥』等で有名なメーテルリンク**のテクストを元にドビュッシーが作曲した歌劇《ペレアスとメリザンド》。通常だと3時間弱、管弦楽も三管編成が必要で、到底我々Opernschuleには縁の無い演目。しかしながら、今般のピータ・ーブルック(英国の演出家)によるリブレット編集の後、作曲家マリウス・コンスタンのピアノ四手に編曲されたこの版は、オリジナル独自の音楽の連続性が失われがちになるものの、登場人物の中の羊飼いと医師を排除、オリジナルから重要な要素をうまくピックアップし、1時間半程度にまとめ直したもの。am Dienstag, 26. Feb. 2008, 20 Uhr
L'Impressions de Mélisande (Premiere)
Institut für MusikTheater der Hochschule für Musik Karlsruhe
in Koproduktion mit dem Badischen Staatstheater Karlsruhe
Im Rahmen der 31. Händel-Festspiele
Georg Friedrich Händel: "La Lucrezia " (O Numi eterni) HWV 145*
"Impressions de Pelléas" nach Claude Debussys „Pelléas et Mélisande“ (Fassung von Marius Constant und Peter Brook)
Musikalische Leitung: Alicja Mounk
Regie: Andrea Raabe
Bühne: Tobias Dienslage
Kostüme: Susanne Hubrich
Licht: Stefan Wonike
Lucrezia: Amira Elmadfa
Mélisande: Clara Lim
Alkel: Lukas Schmid
Geneviève: Sigrun Maria Bornträger
Golaud: Sung-Gi Jung
Pelléas: Simon Schnorr
Yniold: Victoria Frenzel
Thorbe: Henner Kahlert*
Cello: Sabine Kreutzberger*
Klavier: Rino Ishii, Fan Yang
舞台は、新国立劇場の小劇場で以前上演された《セルセ》の様に舞台前後に聴衆がいる形。舞台上の隅にピアノ2台。歌手の演技が普段のオペラよりさらに要求される。
結果としては音楽的にも演技的にも大成功。特に今回は2人の韓国人同僚であるクララとシンギ。ゴローは或る意味(ドビュッシーがこの曲を作曲する以前に興味を持っていた)《トリスタンとイゾルデ》のマルケ王の如く、ペレアスとメリザンドの関係を知り、苦悩する。更には嫉妬し、彼女の(エロスの象徴だった)長い髪をサディスティックに振り回す。そして狂い笑う、ついにはペレアスを刺し殺す…その過程をきちんと演じていた。フランス語も及第点ではないかと。クララは音楽的、発音的に素晴らしいのは勿論、メリザンドがゴローには見せないペレアスに対しての熱烈な愛(オリジナルでは第四幕の最後)等、その演じ分けもよかったのでは、と思う。
公演終了後は劇場の楽屋食堂で打ち上げ。それと同時に私は今日で皆とお別れ。
お互いに握手したりハグしあったり…。
**Maurice Polydore Marie Bernard Maeterlinck、フランス語風に読めばメーテルラン、出生のベルギーではマーテルランと読むが、ここでの表記はメーテルリンクとする。
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