2008'02.08 (Fri) 22:15
昨年末、ドタバタの中で提出した修士論文「ファルスタッフ」。その口頭試問が今日行われたわけです。14.00 Uhr, Abschlussprüfung (Masterstudium, Prüfungskolloqium für die Masterarbeit)
Zi. 008
1. Gutachter: Herr Dr. Meyer, 2. Gutachter: Frau Prof. Raabe
Kandidat: Hatsukano
時間は15分。でも、今日まで論文や資料文献の読み直しで気が休まらなかった。昨日から今日にかけても何だかんだ言って眠れなかった。
試験はほぼ定時の14時過ぎから開始。
主査のマイヤー博士も、副査のラーベ教授も「いやぁ、修士論文の口頭試問、研修所では初めてのケースだから、何をしたらいいのか」なんて言うので、「そうですね、とりあえず何をお喋り(plaudern)しましょうか?」と私が言った所で破顔一笑。
昨日の論文指導の際に若干話題になった「何故ファルスタッフは最後に喜劇を書いたか」という主査(マイヤー博士)の質問からスタート。この質問の答えに際しては資料根拠が全くないのだが、論文執筆内容に沿って経過を話しながら、以前からシェイクスピアの作品(喜劇)に興味を抱いていた事。彼の初期の喜劇《王の一日》初演が様々な事情で失敗に終わり、そのリヴェンジに当てたのではないのか、という事。これまでヴェルディは数々の作品を作曲し、好評のうちに迎えられ、あらゆる名誉を手に入れた彼は、(《オテッロ》を含め)何のしがらみも無く、(例:《オテッロ》と《ファルスタッフ》はリコルディ社やその他の劇場の委嘱作品では無い。すなわち、作曲に際しての何の制約もない)自分の好きなように書いた。自分のこれまでの作品を音楽的にパロディ的に引用した事からも分かるように、自分のこれまでの栄光なり失敗なりを楽しむ余裕を得たのではないか、という風に推察される、とした。
あとは、通作形式についての記述が曖昧だったのでそれについての口頭確認などを行い、試験は終了。廊下で10分強待たされ、再び、室内へ。
結果は主査から告げられ、2.5という事で合格。論文前半の記載は2、後半の音楽アナリーゼ・形式分析等の評価を3としたが、その折衷として2.5としたとの事。後半についてよく書けていないなぁ、と思ったから昨年の7月頭に第一案を提出、この冬ゼメスターで論文担当教官の君(マイヤー博士)の指導を受けながら直そうとしたんだろ、なのに提出の2週間を切って初回の直しを送ってくるってどういうことだ?…という愚痴はぐっと胸にしまいましたよ(泣)。まぁ、前半の部分は非常に論理的にしっかりと書かれていたと褒めてもらっただけいいとするか。あと、総括として今般の副査でもある研修所長(副学長)から、論文執筆に関しての指針が明確でなかった時期にこれだけのものを書いてくれた事に対して、とても満足している、とお言葉を頂戴する。
という事で、本日14時40分。初鹿野剛、無事に研修所修士課程修了し、研修所の1番目の修士修了生となりました!(で良いんですよね、教務係?)
1 = sehr gut: eine hervorragende Leistung.(最優秀)
2 = gut: eine Leistung, die erheblich über den durchschnittlichen Anforderungen liegt.
3 = befriedigend: eine Leistung, die durchschnittlichen Anforderungen entspricht.
4 = ausreichend: eine Leistung, die trotz ihrer Mängel noch den Anforderungen genügt.
5 = nicht ausreichend: eine Leistung, die wegen erheblicher Mängel den Anforderungen nicht mehr genügt.(不合格)
Halbe Noten (1,5; 2,5; 3,5) sind zulässig.
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