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2007(Sun) 23:50

浜松交響楽団第63回定期演奏会

コンサート本番

浜松交響楽団第63回定期演奏会
2007年12月23日(日) 開場 PM1:30 開演 PM2:30
アクトシティ浜松大ホール
20071223-01.jpg

フンパーディンク:歌劇《ヘンゼルとグレーテル》序曲
ベートーヴェン:交響曲第九番二短調「合唱付」*
松尾香世子(ソプラノ)*、寺谷千枝子(アルト)*、水船桂太郎(テノール)*、初鹿野剛(バス)*、浜松合唱団(合唱指揮:玉川昌幸)*

松岡究(指揮)、浜松交響楽団

今年の仕事納めでした。

10時からのGeneralprobe(総練習)の時に、テノール独唱の水船氏とアクトシティのキャパの話になったのだけど、「2300席*ですよ〜」という木管セクションからの回答にびっくり。4階席の奥なんてエライ高くて、舞台上からみると怖いぐらい(苦笑)。→参考写真

本番。
オケだけが演奏する《ヘングレ》序曲はいつ聴いてもいい曲だね。この時期に相応しい**し、ヴァグネリアンだったフンパーディンクの作曲だけあって、(序曲だけでなく、オペラ全体が)音楽的にかなり充実していると思う。ホルンセクションの曲冒頭の成功の後、魔女の魔法の主題(E-durで打楽器が入る所)以降様々なシーンの主題をモティーフにして展開していく。前曲からいい出来。いずれ浜響で《ヘングレ》、演奏会形式でもいいからやってほしいなぁ。

さて、第九。第二楽章が終わって舞台に登場すると、先ほど話した2300の客席は満員。当日券も売り切れ。1階席前に10席ほど空きがあるぐらいでそれ以外は全て席が埋まっている…(唖然)。浜松って先週の日曜に浜松フロイデ合唱団の第九があったばかりで、その翌週(今日)の同じ曲目の演奏会に来るお客さんは居るのか…という心配は杞憂に終わった。恐るべし、音楽の街・浜松…。

日本での第九の演奏の中で、時々この三要素が有機的に結び付く事が無い演奏がある。それぞれ自分のポジションで与えられた事のみをやって終わるパターン。それに対して今般の演奏は、(前日・当日の練習の際に、指揮の松岡氏や合唱指揮の玉川氏がかなり言ったのもあるのだけれど、)ソリスト・オーケストラ・合唱の三要素がお互いに聴き合い、アンサンブルの出来た、そんな演奏でなかったかと思う。音楽的にも大変質の高い演奏であったと思う。浜響と浜松合唱団(この団体は常に提携している)、そしてマエストロをよく知り、これまでに浜響と共演した事のあるソリスト各氏相互の信頼の証みたいなものかもしれない。プログラムの中で白柳音楽監督は「松岡マエストロはじめ・ソリスト・合唱、いずれも浜響ファミリー」という言葉を使ったが、まさに今回はファミリー総力戦であった。充実したひと時だった。

演奏会終了後はロビーにて打ち上げ。お互いの健闘をたたえ合う。また、浜松でこんな作業ができたらいいなぁ。

*3層4階で客席は2,336席。
**ドイツの各劇場ではこの時期に《ヘングレ》の再演をする。

テーマ: クラシック
ジャンル: 音楽

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