本番の日の昼食はスパゲティと決めていて、今日もレストラン「ボレロ」で3.9ユーロのスパゲティを食べた訳だが(但し、今日のは茹で過ぎ・泣)食事時、すなわち13時の時点で雨が降り出した。ああ、今日も我々は雨天時会場での本番か…と諦めかけていたが、20分後には止む。それ以降午後は基本的に晴天だったが、夕方あたりから西の方角(?)の空が若干灰色の雲に覆われた。よって今日の芸術監督・マットゥス氏やマネージャー・シュヴァルツ氏らの上層部の天候判断も困難を極めた。一つは雨が降るかどうか、もう一つは、晴れたとしても気温が下がり気味であり、夜22時や23時はかなり寒くなるであろう、これが聴衆は勿論、オケ奏者や我々歌手、更にオケの楽器に影響を及ぼさないかと言う事だった。結局、17時では無く、夕食時の17時45分にやっと「野外劇場で開催」の報が届く。苦渋の決断である。17.30 Uhr-, Abendessen
18.05- 18.35 Uhr, Maske
19.00- 19.40 Uhr, Sound Check
im Heckentheater
20.00- 23.00 Uhr, 5. Vorstellung "Falstaff"
im Heckentheater
bei Herrn GMD Helmrath, Herrn Poplawski, Frau Dr. Canton usw.
fuer Hatsukano, Kim, Tkacenko, Nybom, Hader, King, Axelsson, Kursevs, Yang, Ossandon
mit Brandenburger Symphoniker, Karl-Forster-Chor Berlin
野外劇場開催時には19時過ぎからサウンド・チェックが行われる。野外劇場開催時は、歌手がマイク無しで歌うのは到底困難なので、歌手たち、更にはオーケストラにもマイクによる拡声を行う事となる。その為のテスト。でも、天候判断が遅れたせいもあり、チェックの段階でまだ各種テレビ・モニターを始め、小道具、聴衆用の折りたたみ椅子等々のセッティングが終わっておらず、ドタバタの中行われる事となる。それでも半ば強引にセッティングや諸準備を終え(苦笑)、20時からの開催に漕ぎつけた。
今日はもう一幕一場の時点で寒い。多分温度はひとケタ台だろう。オケの男性諸氏も燕尾服こそ着用しているが、黒のベストかセーターを下に着ているよう。女性のスタッフを中心にジャケットの着用は勿論、マフラーをして厳重装備の者もいる。我々キャストも長そでの衣装を着用している者には衣装の下にもう一枚着れるよう衣装部門から下着等が支給されていたようだが、私の様な半そでの衣装着用者には無し(泣)。もう、皆意地になって今日の公演をやっている感すらある。
残念ながら今日は満席とはならなかったものの、それでも寒い中多くのお客様が駆けつけて下さいました。そのお客様方も、かなり厳重装備。休憩も通常は25分以上とっているが、今日は寒さの為に20分程度に短縮。休憩時間の短縮が演出助手のアンナリーザから舞台裏に伝えられると、皆着替えやら化粧やら突貫作業。僕も余り十分に休憩できないまま必死で着替える。着替えと化粧を同時進行。肉襦袢と肌の色の違いを隠すためにドウラン(舞台用の化粧)を首から胸元にかけてスポンジで通常塗るところをメイクさんは「時間がないから」と手で一生懸命塗ってくれたよ。メイクさん、衣装さん、お疲れ様。
休憩明けの三幕一場は肉襦袢とパンツを着て木の小舞台で寝ているシーンから始まるが、スタンバイしてから始まるまでが妙に長く、あれは寒くて死ぬかと思った。全体的に今日は演技面でもベストを尽くせたが、音楽面において今までの中で一番よりよくできたと思う。終演後、シャトルに乗らずに徒歩で宿舎に行ったが、その際に限られた人数とは言えお客様の満足した様子を感じ取る事ができたのは何よりの幸いだった。小さい子たちにも沢山来てくれていたようで、何人かに「ハロー」って声かけられたよ、かわいい。
本当〜に皆さま、寒い中お越し下さって有難うございました。

2007/08/17(金) | コンサート本番 | トラックバック(0) | コメント(2)
