カヴァレリア・ルスティカーナ本番
Posted on 2007.03.03 Sat 23:43:55 edit
芸劇には16時出勤。
ロビーには、今回の公演に因んで素敵なオブジェが出現。
"Passion" 情愛… 井上 透(日比谷花壇フローラルディレクター)

芸劇出勤前にメトロポリタンプラザ内の無印良品で合唱を担当する武蔵野音大生にお菓子、ソリストの皆さんへのPremieregeschenkを購入。
練習中に2,3枚ほどソリストだけの写真を撮ったので、それを現像した上でフォトフレームに入れ、メッセージカードを付けてお渡しした。
その後、各楽屋では暇を見つけてはソリスト間でPremieregeschenkの交換。皆さん、有難うございました。

何とオーケストラは本番直前まで舞台上で練習…ん〜タフだ!
■16:00-17:00
General Probe per "Pini di Roma"
M.Honeck (Dirigent), Yomiuri Nihon Symphonie Orchester
17時半過ぎから舞台裏関係者の動きがにわかに慌しくなる。
ソリスト楽屋の前では既に一人一人のソリスト用のメイクが始まっている。
或る下手床にはビニールシートの上に薔薇の花が準備。それを準備しているクリエイションの舞台監督助手たちは…今日は皆、黒の背広。
オケのメンバーは既に燕尾服に着替え、ロビーで音出し。
そして、開演。
■18:00-18:25、18:50-20:00
東京芸術劇場シアターオペラvol.1(東京芸術劇場大ホール)
主催:東京芸術劇場、東京都歴史文化財団
□レスピーギ:交響詩「ローマの松」
O.Respighi: Poeta sinfonico "Pini di Roma"
(休憩)
□マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(田舎の騎士道)
P.Mascagni: Cavalleria Rusticana
演出:三浦安浩
サントゥッツァ:林正子
トゥリッドゥ:ジョン・健・ヌッツォ
ローラ:山下牧子
ルチーア:牧野真由美
アルフィオ:初鹿野剛
武蔵野音楽大学合唱団(合唱指導:前田淳)
副指揮:城谷正博、コレペティトゥア:大藤玲子、照明:稲葉直人、舞台監督:幸泉浩司、舞台監督助手:川崎大輔・井坂舞・新納大介、大道具:東宝舞台、照明操作:A.S.G.、メイク:吉池アサノ、字幕:Gマーク、字幕:とよしま洋、制作:東京芸術劇場(下村・中村)
指揮:マンフレード・ホーネック
読売日本交響楽団
八日間の合宿の成果は何とか出たのでは、と思う。
今回はこれでもか、と言う位、マエストロが各所にきめ細かい音楽的要求をした結果、大変メリハリの利いた演奏だった。この曲をさらう前、一般常識のひとつとしてでしか聴いていなかったマスカーニのこのオペラは、実はこんな音楽的に素晴らしい曲だったのかと実感、今までの浅はかな考えを反省。
ソリスト。私他4名の方々絶好調。
林さんのきめ細かい表現が要求されるアリアの素晴らしさ。そこからアルフィオにジョン(ローラ)の不貞を告白するくだり。
ジョンの最後の切々としたアリア、それを聞くマンマ・ルチーア。
オーケストラ。今まで何度か書いたが、あの冒頭や間奏曲における繊細さはどう説明したらいいのか…。かくも肌理細やかな部分があると思えば、オレンジの合唱の部分のような大きな流れ。サントゥッツァ・アルフィオの二重唱や終幕の激しさ…本当に素晴らしかった。何人かの方が近年の日本での《カヴァレリア》上演の中で間違いなく上位にランクインするオーケストラ演奏、とおっしゃっていたが、その通りだと思う。
合唱。最近でこそ冒頭の部分やInneggiamoはよくアマチュアの演奏会でよくやられるようになったので誰でもできる的な間違ったイメージがついてまわる。でも、この作品の合唱はそう簡単なものでは無い。テクニックも必要だ。今回の武蔵野音楽大学の学生らは本当にこの作品に真摯に取り組み、矢継ぎ早のマエストロの要求に対し短期間であのレヴェルに持っていった事に心から敬意を表したい。
はじめのうちは馬車も無く、鞭も無く、何処が教会で、自分のアリアの時に一緒に歌ってくれるであろう男性は居らず…とないない尽くしで面食らったが、その分、ものやシチュエーションに頼らず、あの陽気なアルフィオはサントゥッツァの言葉をきっかけに復讐の火を燃やすか、という心情の変化をどう音楽と共に歌っていこうかに専念した。これは私だけでなく、他4人の人たちもそうだったと思う。いい勉強になった。
演奏終了後、沢山の拍手の中、何度もカーテンコールをうける。
終演後は芸劇の運営委員会委員長である畑中先生をはじめ、新日フィル《ナクソス島のアリアドネ》でご一緒した井上道義氏ら、様々な方とお話しする機会を得た。奥の方では演出家の宮本亜門をはじめ多くの業界の関係者が来ていました。お越し下さった方でわざわざ差し入れをして下さった皆様も、本当に有難うございました。
最後にマエストロのお部屋にお邪魔して、皆で感謝の言葉を述べ、大ホールを後にする。

それにしても今回のプロダクションはまるで合宿のようだった。
日程的に限られた時間だったけど、本当にそれぞれの作業が濃密で充実していた。毎日芸劇に通うのを心のどこかで楽しみにしていた。
公演日が近づくにつれ、それに携わる関係者がだんだん多くなっていき、皆でひとつのものを作り上げる感覚が通常のプロダクション以上に強かった。いいプロダクションに参加できました。本当に有難うございました!!
追伸:今回のプロダクションの制作を担当された芸劇の中村さんに心からの感謝をおくります。
« メディアッティ東上の特別番組 | カヴァレリア練習八日目 »
コメント
あの公演1回なんて寂しかったです(>_<)
今まで大変お世話になりました。そして、昨日はお菓子を頂き大変ありがとうございます。本当は直接お会いをしてお礼を言いたかったのですが、お会いできずこのような形で、お礼をさせて頂く形になってしまいました。失礼致しましたm(_ _)m
お菓子ですが大変美味しく合唱団の誰もが美味しく食べさせて頂きました。ご馳走様でした。
ここ数日間毎日のようにお会いしていたのにこれからお会いできないと思うととても寂しいです。
これからも、お体に気を付けて素晴らしい演奏をして下さい。
また、何かの演奏会の時にご一緒する時がありましたら、よろしくお願い致しますm(_ _)m
まだ、まだ聞こうが不安定ですのでお体に気を付けて下さい。今後のご活躍を心よりお祈り申し上げますm(_ _)m 失礼致します。 須藤裕則
合宿(苦笑)の成果が報われたようで、本当によかった。
あの合唱はね、本当に難しいんだ。短時間で且つ矢継ぎ早ともいえるマエストロの要求に真摯に耳を傾け、歌った皆さんに心からBraviを言いたいと思います。
最後に、須藤君はじめ合唱に参加してくれた皆さんの今後益々の活躍を心からお祈りしています。
頑張って下さい。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できますコメントの投稿
トラックバック
| h o m e |
