2006'11.04 (Sat) 23:44
15時過ぎ、大学を出、マクドナルドで朝食兼昼食。
15時45分にMartystrasseの薬局の前でソプラノのNicolaに車で拾ってもらい、一路、プッファッフェンロート(Pfaffenrot)へ。途中に牛の放牧されている広大な草原や羊の飼育をしている所の横を通りながら行く。微妙に緊張している自分にとってほっとする光景。
到着して16時30分から男性合唱との絡みの練習。
その後混声の練習も行い、控室となっているHalleに隣接する小学校、Carl Benz Schuleに。外には寒い中だというのにもうお客様が列を作っている。控室となった教室で少しだけゆっくりする。
ドイツの合唱団の演奏会って本番直前の30分前(開場ギリギリ)まで平気で練習している。今回もそうで、合唱団はマルキーレン*しながらもやってるんだ。よく疲れないなぁ、と感心。
18時30分過ぎからいよいよ本番スタート。
4.Nov.2006, 18.30 Uhr
Carl Benz Halle, Pfaffenrot
Projektchor des Gesangsvereins "Freundschaft" Pfafenrot e.V.
Carl Orff: Carmina Burana
Nicola Becht (Sop.)
Takeshi HATSUKANO (Bariton)
Wolfgang Kistner (Altus)
Dieter Raupp (Bariton <19> /Ballet)
Projektchor des Gesangsvereins "Freundschaft" Pfafenrot e.V. (Einstudierung: Markus Becht, Tobias Thimig)
The Musical Group& Young Generation Musical Group der ballettschule Remchingen (Leitung: Penelope Robinson-Debatin)
Das Computerorchester (Programmierung: Marcus Becht)
Markus Becht (Gesamtleitung)
1曲目の"O fortuna"では初めの4小節が終わり、3拍子になる所から舞台前左右に置かれたモニターにドイツの戦後歴代の首相がスライドで映し出される。最後は勿論、現在の首相で運命の女神(Fortuna)?たる、アンゲラ・メルケル (CDU)である。と言う風に曲によってはMarkusによって編集されたビデオ映像、ある時は照明設備の整った舞台上でバレーと言うように、お客にとって視覚効果は抜群である。
私の方はここまでやるとは知らなかったし、暗譜でなくて良いからと言われていたこともあって今般は楽譜持ちの演奏。分かっていたら死ぬ気で暗譜するんだった…後悔。歌唱自体は演奏でさんざんやらかしただけあって(苦笑)、本番ではOK。やった!!
合唱の方にはモニターとなるスピーカーが直近にあり、Markusも舞台下で指揮を振るのだが、ところどころ遅くなったり、Markusの振り間違え(恐…)、違うmidiファイルの再生(14曲目の"In taberna guando sumus"の時に前曲のファイルを再生させ、あわてて止める)とか…。お客は結構真剣に見ていてくれていて、もう曲間で拍手が出て来てしまうし、途中からMarkusが予定に無い短い解説を入れるは…ここまで想定外の出来事が続くと、だんだん恐れも無くなり、次は何が起こるのか!!みたいな感じ。でも、皆、楽しんでるんだな。
通常だとこの曲は休憩無しで演奏されるが、今回は第二部終了後30分間の休憩。
部屋に戻って携帯を見ると、1件のSMSの着信。大学の担当教官・Herr Prof. Litakerからのモノである。
TOI, TOI, TOI!!!
Sing (und tanz) schöööööööön!
Liebe Grüße DL
トイ・トイ・トイ!!(「演奏がうまく行くように」と言う意味の言葉)
美しく歌う(もしくは踊る)ように!!
彼は本当に細やかな心遣いを忘れない人で、生徒がいつ本番があるかを覚えている(か、手帳に書き込む)人。そして本番前にこうやってメールを送ってくれる。このSMSでこれまでどんなに助けられた事か。
休憩中は入口等でビールやワインの販売もあり、集まった520人余のお客は陽気に盛り上がっている。あと、ここのホールはトイレが少なく、特に女性トイレは渋滞。お陰で休憩は予定の30分を越える事に。開演ベルみたいな気の利いたものは無いから、Markusがマイクを持って「間もなく始めますから席におつき下さい」と2回ぐらい言ってようやく始められそうな雰囲気。
後半は児童合唱とソプラノ独唱による"Amor volat undine"からスタート。児童合唱の純真無垢な第一声を聞くと、舞台裏では「いやぁ、可愛いね〜」と団員さん等と口々に言い合い、顔に笑みが浮かぶ。ソプラノ独唱のNicolaはちょっと調子が悪そうで直前までスプレータイプの薬を服用していたが、うまくいった。私の中での難関、"Dies, nox et omnia"はファルセットの声か、頭声と実声を混ぜた声で高い「シ」の音まで歌わなければいけないが、何とかクリア(冷や汗、ただ、本番終了後も更なる練習の必要アリ)。
合唱も頑張って歌って、何とか最後の"O Fortuna"を歌え終えた時には聴衆の方から大歓声。お客さん、起立してくれているし。自分もカーテンコールで呼ばれた時、本当に沢山の拍手を頂く事ができた。
普通、《カルミナ》をやる時は、アンコール(Zugabe)なんかやらないのだが、何と22,24,25曲をアンコールとしてやってしまった。これで再び大歓声。何回かの礼をもって何とか終了。舞台裏では出演者それぞれで健闘を称えあう。
控室となる学校に向かう際に、お客様や合唱団の方々からよかったとのお声を掛けて頂く。
Nicolaの着替えと化粧落とし(abschminken)待って、彼女の車でカールスルーエ市内まで送ってもらい、韓国レストランで夕食、帰宅。22:00。
*markieren…練習の時に声を抜いて歌うこと。
相変わらず大活躍のようですね。
次回の帰国はいつ頃の予定ですか?
ドイツのお話をいろいろ聞かせてくださいね♪
土日2連荘の本番がようやく終わりました。昨日の帰宅は打ち上げもあり0時過ぎでした。
日本へは12/3の沼津での第九他に出演するので11/25には帰ります。1/2にまた渡独するけど、年末は御殿場にいますよ。
今度こそ部長と共に会いたいものです。
部長に宜しく伝えてください。
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