2006'08.06 (Sun) 23:50
| 悪意 東野 圭吾 (2001/01) 講談社 この商品の詳細を見る |
過日友人から借りた上記本だったが、先週一週間、何かと細々とした忙しさで時間が無かったが、今日はこの小説本を一気に読み終えた。
東野圭吾の「悪意」(講談社文庫、ISBN-4062730170)は私にとって今回初めてだが、2001年11〜12月にかけてNHK大阪放送局の制作でテレビドラマ化されておるのでご存知の方もいるかと思う。
読んでいて早い段階で犯人が判明→逮捕に至ってしまって「あれっ?」っと拍子抜けさせておいて、その犯行動機の解明に時間が費やされる。
あらすじとしては、人気作家である日高邦彦が或る日、自宅で殺される。それを発見したのが、彼と幼なじみである野々口と彼の妻。だが、実際の犯人は…!!
この小説は元中学教師で児童文学作家だった野々口と事件の担当刑事である加賀の手記等が交互に現れる形式。特に我々読者や加賀刑事はこの野々口の「手記」に初めから最後まで翻弄される事となる。"(Who) Why done it?"を冷静に追求する、従来の推理・ミステリー小説の形式には無い形式。しっかり私はこの本に「翻弄」され、且つ騙されたが、読後騙された〜っというあっぱれ感みたいなものは全く無く、「むしろ暗い墨色が滲んでいくように淡々として静かに暗い」(巻末の桐野夏生の「解説」より)雰囲気の中から未だ抜け出せないで居る。
それにしても素晴らしい人間で、恩人であった日高に対して(自分の置かれている境遇、日高やその出自に対して偏見等から起因する)憎しみや嫉妬、更には悪意が生じ、ついには殺してしまった野々口…。
「彼が恐ろしいと思ったのは、暴力そのものでは無く、自分を嫌う者たちが発する負のエネルギーだった。彼は今まで、世の中にこれほどの悪意が存在するとは、想像もしていなかったのだ」
(小説中に出てくる日高邦彦の『禁猟地』から)
声楽家の先輩にとって、喉は宝ですよね。
お大事にしてください。
機会があったら、私も「悪意」読んでみます!
メッセージ有難うございます。
今般の症状なんて一般的に見れば軽微の(初期の)風邪なんですがね。無理して歌ってこじらせて…(泣)って経験が多いんです。
夏休みだし、少しだけのんびりさせて貰ってます。
東野圭吾の「悪意」、お時間がありましたら是非ご覧下さいね。
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