第74回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK共催、特別協賛・三井物産)が8月26日から10月20日まで2カ月の長期にわたって行われ、今年もまたピアノ、バイオリン、作曲、ホルン、声楽(オペラ・アリア)、チェロ(本選の順)の6部門から若い才能がはばたいた。各部門の審査員の講評と、本選の採点表を公表する。採点は、声楽を除く演奏部門は本選の点数と最終予選の60%の合計(それぞれ最高点ひとつと最低点ひとつをカット)、声楽は本選の点数のみ(最高・最低点をカット)、作曲部門は譜面審査の点と本選での初演の点の合計(総合計で最高・最低点をカット)で行われた。
※採点表は省略
■声楽
◇誠実さ感じさせる好唱
今年はオペラアリアの年でフル編成のオーケストラをバックに華やかな声の競演が繰り広げられた。しかし、自分の声のキャパシィティと歌うアリアのオーケストレーションとのバランスを考慮して曲を選んだのか?選曲に問題がある出場者もみられた。特にオペラの場合、声がオーケストラに埋もれ、聞こえなければ、声が会場を満たしてくれなければ、いくら好演しても、熱演しても残念といわざるを得ない。その点、1位入賞の志田は自分の声の特質をわきまえた選曲、テノラーレな美声と安定した高音、型の整った表現力、そして何より誠実な人間性を感じさせる好唱で見事、栄に輝いた。2位の大山は音程のはまりきらない小さな難はあったが、稀にみる豊かなマテリアルと素直な音楽性で、1位の志田とともにその将来が大変楽しみである。3位の佐藤は叙情性豊かな声で好感度の高い歌唱を聞かせてくれた。入選者も含めこれからの成長が期待される。(中村健)
[毎日新聞朝刊 2005年11月21日]
※下線は多分私の事でしょう…きっと。
※採点表は省略
■声楽
◇誠実さ感じさせる好唱
今年はオペラアリアの年でフル編成のオーケストラをバックに華やかな声の競演が繰り広げられた。しかし、自分の声のキャパシィティと歌うアリアのオーケストレーションとのバランスを考慮して曲を選んだのか?選曲に問題がある出場者もみられた。特にオペラの場合、声がオーケストラに埋もれ、聞こえなければ、声が会場を満たしてくれなければ、いくら好演しても、熱演しても残念といわざるを得ない。その点、1位入賞の志田は自分の声の特質をわきまえた選曲、テノラーレな美声と安定した高音、型の整った表現力、そして何より誠実な人間性を感じさせる好唱で見事、栄に輝いた。2位の大山は音程のはまりきらない小さな難はあったが、稀にみる豊かなマテリアルと素直な音楽性で、1位の志田とともにその将来が大変楽しみである。3位の佐藤は叙情性豊かな声で好感度の高い歌唱を聞かせてくれた。入選者も含めこれからの成長が期待される。(中村健)
[毎日新聞朝刊 2005年11月21日]
※下線は多分私の事でしょう…きっと。
2005/11/21(月) | 新聞・雑誌・ネット記事 | トラックバック(0) | コメント(0)
