2006'04.20 (Thu) 21:10
午前10時出勤。
来て早々、事務室のFrau Luedtkeに色々お願い事に行ったり、土曜日のフランス歌曲講座の曲目についてKarlstor校舎のProf. Hampeにお電話。
11時からはもともと子供向け《ヘンゼルとグレーテル》の公演だったが中止となった為、急遽Frau BergloefのSzenische Probe(演技演習)。正規学生の時、Frau Bergloefの授業は大変要求の厳しい授業だった(苦笑)が、自分の中ではKorrepetitionに次いで好きな授業のうちの一つであった。本来はGast(客員)の身分なので今ゼメスターではこの様な個人授業は無いはずなのだが、来たる29日にKarlsruhe近郊のマウルブロン(Maulbronn)という町でOpernschuleが招待を受けたコンサート*があり、そこでヴァーグナー《マイスタージンガー》からにわとこのモノローグを歌わせてもらう事となった為、この授業が設定された。大抵この授業にはTutor(ピアノ科やリート科のピアニスト・学生)やHerr Ponmannが伴奏を務める事が多いが、今日は本来《ヘンゼルとグレーテル》を弾くはずだった研修所コレペティーターのHerr Matthias Hammerschmittがピアニスト、と何とも豪華版である。
いつもながらオーケストラの様な伴奏を弾いてくれるHerr Hammerschmittのピアノでの演技演習。贅沢。しかもヴァーグナー。只の伴奏にならず、対位法的なこの音楽を数々の示導動機(ライト・モチーフ)を通して如何に独唱声部と掛け合いするかがコレペティーターの腕の見せ所だが、それを難なく弾いてくれるHammerschmittに拍手。
Frau Bergloefは今日、ノリノリである。日頃、研修所でやる事がないヴァーグナーの作品(一部分とは言え)の授業と言う事もあるのか、もともと音楽学の勉強からスタートしたスウェーデン人の彼女からは流暢なドイツ語で豊富な知識や助言、演出のアイデアが淀み無く出てくる。ただ、Frau Bergloefが一つ何か言えば、(作曲家であり、大変な読書家で哲学的な洞察をする)Herr Hammerschmittが倍にして返す…様なやりとりが何度も続くので、話は授業のシーンから脱線してばかり(笑・例えば「1幕のシーンで親方衆は何人登場するか?」「12人?」「いや、12+1人。1人は病気で欠席」「欠席者って誰だっけ」…電話帳の様な楽譜の中からその箇所を探す…等)。でも、ハンス・ザックスとベックメッサーの人間性の対比や「(西洋)にわとこ」についての話、(自分が見落としていた)曲中の示導動機の発見…!!。一応全部立ち(演技)は付いたが、一回通す時間も無く、「来週もう一回授業設定しましょうね」との事(苦笑)。でも、本当にあっという間に時間が過ぎる。充実した時間。
終了後、小道具を倉庫に片付けながら"Meistersinger"で今迄どの箇所を歌った事があるか聞かれ、答えた際、「再来週、その箇所をやろう」と言ってくれる。実際、客員の身分であるし、《三つのオレンジ》の立ち稽古期間に突入するので出来るか否か分からないけど、そう言ってくれた事自体が嬉しかった。
授業終了後、中央駅を経由してシュトゥットガルトへ。音楽大学で或るVorsingenをしに行く。
終了後、劇場の前やお城の前を通るが、Karlsruheに同じく快晴の空の下、芝生やベンチに腰を下ろして読書をしたりする人、仲間と語り合ったりする人達、キスをしながら二人の愛を育むカップルたちの姿が至る所で見られた。


周辺の屋外カフェも盛況。人々の顔の表情が明るい。
そう、やっぱり、待ちに待った春の到来である。
*Samstag,29. April 2006, 19 Uhr
Kloster Maulbronn Oratorium
Karten zu € 22,-
Zugunsten einer neuen Orgel in der Klosterkirche
Orgelförderverein Kloster Maulbronn e.V.
FORUM JUNGER STIMMEN
Studierende des Instituts für Musiktheater an der
Staatlichen Musikhochschule Karlsruhe
Musikalische Leitung – Alicia Mounk
Szenen aus bekannten Opern und Musicals
Das Institut für Musiktheater, wie die Opernschule offiziell heißt, ist eine der führenden Einrichtungen dieser Art in Deutschland und gilt als Talentschmiede für die Opernbühnen Europas.
Schon zum dritten Mal sind die jungen Sängerinnen und Sänger der Opernschule zu Gast in Maulbronn. Jedes Mal begeisterten sie durch ihre enorme Spielfreude, die jugendliche Frische und ihre unverbrauchten, erstaunlich ausgereiften Stimmen.
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